約 1,167,131 件
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/1243.html
【種別】 人名 【初出】 とある魔術の禁書目録SS番外編 本編で名前が出たのは二十二巻 【解説】 明け色の陽射しに所属する魔術師であり、バードウェイの部下。 魔法名は『Armare091』。 黒い礼服にスカーフを巻いた金髪の成人男性。 バードウェイの命令で携帯ゲームの協力プレイに付き合わされた際に、 「テレビゲームに求められる動体視力を保っていられるほど若くはないんですけどねえ……」 とぼやいていたことから、年齢は高め(少なくとも若くはない)と思われる。 世界一可愛い動物は子犬に決まっていると明言しており、意外と犬好きなのかもしれない。 平時はボスであるバードウェイに対してツッコミを入れることが仕事と化している。 戦闘では象徴武器としての意味を持たせた特殊なタロットの魔術を使用し、 特に『風の一四枚(ソード)』を得意とする。 さらにはタロット配置の儀式により、『天使の力』の塊として、 風の象徴、黄色、前方(東方、太陽が昇る方角)に関連付けられる大天使であり、セフィロトの樹の第8のセフィラ「ホド(栄光)」の守護天使 (本来は『神の薬』だが、おそらく『神の火』)の虚像を呼び出す事までも可能な凄腕。 本来の天使が内包する総量には遠く及ばない力の欠片ではあったが、 それだけでも魔術師の一人や二人は消し飛ばす事は容易らしい。 儀式魔法という特性上、発動に時間がかかるが、 タロット魔術の使用自体を天使召喚の下準備とすることで、高速化に成功している。 それでもバードウェイの技量には及ばないらしい。 SS番外編ではボスの命令でパトリシア救出のため、 北海を開発する海洋資源調査船ブルーリサーチにまで赴き奮闘。 しかし、独断専行とパトリシアを説得する為についたハッタリの罰として、 ボスがポルトガルから持ち帰ったデンジャラスツールによる制裁を受けた。 【口調】 特殊な口調・口癖はなく、基本的には敬語で話す。 敵と会話する際や心理描写などでは荒っぽい不良口調になる事が多々あるが、 これは鎌池和馬作品ではどのキャラクターでもよくあることなので、総じて一般的な話し方と考えて良いだろう。
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/197.html
【種別】 霊装 【初出】 一巻 【解説】 インデックスが着ている純白の修道服。 教会における必要最低限の機能を抽出した霊装で、『服の形をした教会』である。 完璧に計算しつくされた刺繍や縫い方は魔術的意味を持ち、その結界の防御力は法王級。 布地はロンギヌスに貫かれた聖人を包んだトリノ聖骸布を正確にコピーした物で、 その強度は絶対であり物理・魔術を問わずダメージを受け流し吸収するという。 常時効力を持つ霊装である以上、魔力によって探知されてしまうという欠点があるが、 逃走中のインデックスがそれでもなおこれを着続けているのは、その防御力が欠点を上回るほどに絶対であるため。 包丁程度では傷もつかず、これにダメージを与えられるのは『竜王の殺息』ぐらいらしい。 ステイル=マグヌス曰く、「聖ジョージのドラゴンでも再来しない限り、破られることはない」。 しかし、作中でその効果を発揮する前に幻想殺しに粉砕されてしまった。 以降は構成していた布地を何十本もの安全ピンで留めているだけの危険な服と化している。 上条曰く『アイアンメイデン』。またの名を『針のムシロ』。 『とある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情』劇中でヘイヴィアにキャンプファイアーにされたため、 インデックスはクウェンサーが用意した「裸マント(青)」という衣装を着るハメになった。 【簡易版】 副次的な機能としてAIM拡散力場を抑制するという効果があるのか、 姫神秋沙は三沢塾事件の後に、 簡易型の『歩く教会』としてケルト十字型のペンダントをもらっている。 世界的に有名なローマ正教式ではなく、日本には教会すら存在しないイギリス清教式。 この世に数えるほどしかない特注品であり、世間的に知られているのはインデックスの防護を司るとされる服型の霊装のみである。 その為、このケルト十字をあしらった防護結界を身につけていた姫神を前にしたオリアナは、 彼女をイギリス清教の追っ手、かつ『禁書目録クラスの怪物』と誤解して姫神を攻撃。誤解に気づいた後は激しく後悔した。
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/1234.html
『とある妹達の番外個体』 【本文】 「1-5.5」 「6-9.5」 「10-12」 「13-15」 【初出】 2010/05/04禁書自作SSスレPART8で連載開始。 2010/05/26完結。 【著者】 8-221 【含有】 20巻直後にエリザリーナ独立同盟国に搬送された一方通行と打ち止めと番外個体の物語。 本編(21巻)は発刊されていなかったため、作者のオリジナル設定がいくつか観られる。 (ex.トラックで運ばれてきた一方通行と最初に挨拶した金髪碧眼の男をオッレルスと設定) 【あらすじ】 上条当麻の幻想殺しとオッレルスの治療術式によって小康状態を取り戻した打ち止め。 また一方通行の命を狙うために学園都市から送り込まれ、一方通行の心を砕くために 自爆させられた第3次製造計画(サードシーズン)の番外個体(ミサカワースト)も 一方通行の能力により一命を取り留める。 滞在しているオッレルスの孤児院で無邪気に遊び呆ける打ち止め、何かにつれて一方 通行に擦り寄ってくる番外個体に呆れつつも一方通行は束の間の安息を得る。しかし 打ち止めを蝕む根本的原因が取り除かれた訳ではない。禁書目録という解決の糸口を 手繰り寄せようとする一方通行達にロシア成教の魔の手が忍び寄る。
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/99.html
禁書風味SSの書き方例 とあるSSの禁書目録 PART3スレ 2より引用 禁書風味考察より抜粋。書き手諸氏は参考程度にどうぞ。 原作は基本、当麻視点三人称文体。 地の文では基本的に日本人は名字、それ以外は名前。 名字の重なる連中は名前。メインが名字でそれ以外名前ってパターンも有。 ex)土御門/舞夏、美琴/御坂妹/美鈴 基本が当麻視点だからそうなってるっぽいので、オリキャラ主人公などの場合はこの限りではない。 地の文でも時折くだけた表現が用いられる。 ex)~のような→~っぽい 擬音語は単体で使わない。文の一部に。 ex)バギン!!という破砕音で、上条は右手が何かを破壊(ころ)したことに気が付いた。 霊装、能力名等の強調部は二重鉤括弧『』がつく。電話とかで会話が『』の場合は鉤括弧「」。 オリキャラ有の場合は程よく妙な名前及び口調が要ると思われます。口調は文に表さず地の文で補足するのも有り。 ex)コピー用紙をそのまま吐き出すかのような口調 カタカナ名前の繋ぎは等号=。 禁書っぽいルビ。固有名詞以外の部分にも有るとなお禁書風味。ここらへんはセンス任せかな? ルビ部分は平仮名、片仮名、英字のみにするとルビっぽい。 尚、能力や霊装の名称は「漢字四字+ルビ」。幻想殺しは正体不明なので除外、吸血殺しも同類? 地の文でのキャラの呼称。名前以外で特定人物を示す表現が多用されているのも禁書味。 ex)銀髪シスター、ツインテール、ビリビリ また、各人物間の呼称や、特定人物の口調・呼称は結構注意点かも。特に一方通行やインデックスはWikiを参考にするヨロシ。 人物の外見に関する描写は詳しい部類に入ると思う。尤も、魔術側に関しては服装に意味があるからだろうけど。 所々に近未来アイテム有。魔術関連は元になる伝承があると禁書感up。 各章サブタイトルは英題付き。英単語間の半角スペースは半角アンダーバー_で。巻ごとの統一性はあったりなかったり。 ex)統一有:一巻及び三~七巻 ex)第一章 黒の騎士団 Lelouch_of_the_Rebellion 俺は最初からクライマックスだぜ! 訳)一文目が大事です。 以下は推奨事項。 傍点は範囲を引用符“”で閉じて代用すると良いかも? ルビは振りにくいので括弧()で。 沈黙や間は三点リーダ…で。中黒・の連続だと字数嵩むし隙間開くし見目麗しくないですよ。 ダッシュ―は2つ以上重ねるべし。 重ねますが、これらは「文章をこんな感じにすると手っ取り早く禁書っぽいヨ」という趣旨なので、そこんところ注意して下さいな。
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/1417.html
第1章 献身的な修道女達の強制的要求 1 「と、言う訳です。理解しやがりましたか?」 …………おかしい。いやちょっと待ってほしい。 学園都市に住むレベル0の平凡な高校生、上条当麻は必死に思考する。 彼の前には黒を基調とした修道服に身を包んだシスター3人が、さも当然のように座っていた。 「やはり理解できませんでしたか?……シスター・アニェーゼ、やはりこの少年の頭脳レベルに合わせて解説するべきなのでは?」 (シ、シスター・ルチア!か、仮にもこれからお世話になる人にその言い方はちょっと……) (しかしシスター・アンジェレネ、実際に彼は固まったまま動かないじゃないですか) ヒソヒソ話まる聞こえだぞこの野郎。固まったまま動けないのはあなた達のせいですからね?つーか内容は理解出来たけど何でそういう展開になるんだと激しくツッコミを入れたいんですがOKですか? と、固まっている割には意外と激しく脳内思考をしている上条だったが、続くアニェーゼの台詞で反射的に口が動き、逆に脳内思考は完全に停止した。 「そーですか、そんじゃ簡潔に……………………私達をここに1~2週間ほど泊めやがれってんです」 「………はぁぁぁああああああああああああああああああああああああああ!!!???」 なんだかその1~2週間全てが不幸で埋め尽くされそうな気がした。 ○月×日・午後3時半 上条の絶叫から、遡ること2時間半前………… 今日の授業が終わり、上条の通う高校の廊下をデルタフォースの3バカトリオ、上条、青髪ピアス、土御門元春は、今日も他愛のない話をしながら帰宅の為に昇降口に急いでいた。 その中でも特に急いでいたのが他でもない上条である。 「今日はDiscountスーパーで冷凍食品の大安売り!!節約学生の第1人者である上条さんとしては行かない訳には参りません!!」 「………どおでもええけど、なんだかカミやん最近ずいぶん所帯じみてきたような…………なんでなん?カミやんが自炊派だってのは知ってるけどそれほど金に困ってる訳でもないやろ?1人暮らしなんやから。…………まさか、どっかの薄幸少女を家に連れ込んでたりすんのん?」 ビックウ!!と肩を震わせる上条。彼は訳あってアパートの自分の部屋に「インデックス」と言う修道女を保護しているのだ。 真っ白な生地に金色の刺繍を施した、ティーカップの様な修道服をきているそのインデックスがとにかく食べる食べる。 ある日の夕食なんか、インデックスが上条さん特製フライ定食(ご飯&サラダ&スープ付き)を上条の分まで平らげ、自分だけ「18秒で出来上がり!学園都市特製、速さ0、1倍、美味さ10倍!!真・カップラーメン・しょうゆ」の時があったほどだ。 そんな訳で家計簿をつけるのは当たり前、少しでも安い物を求め、スーパーを渡り歩くようになった上条は、お目当ての店が少し位遠くても足を運ぶようになっていた。 …………問題はとある事情により、この事実を周りに伝えられないという事だ。(1人暮らしの男の部屋に少女を連れ込んでる時点で話せるものではないのだが) 自分は勿論、インデックスの為にも。 上条がどう言い逃れしようと考えていたその時 「はっは~!夢があるニャー青髪は。朝起きたら「おはようお兄ちゃん?」って微笑んでくれる幼女メイドがいてくれたら最高なんだけどニャー」 「……そうやな~、考えてみたら日々フラグに塗れているカミやんがわざわざ「少女誘拐」なんてする訳あらへんもんな~」 「ブフッ!!?」 「少女誘拐」の所で思わず噴き出した。 もしかしたら自分は何も知らない他人から見たら犯罪に見えかねない事をやっているのではないだろうか?と、上条は少々本気で頭を抱える。 「……せや、よう考えたらカミやんはそーゆー事せんでもええんやないか!おかしない!?そーゆー事に手ぇ出さんでも大満足のフラグパラダイスなんて!!?つーかどっちかっていうと僕がそっちに手ぇ出しちまいそうやもん!!」 「……何だかお前が言うと、妙にリアルに聞こえるぞ…………」 「にゃー……あとで小萌先生に青髪注意報を呼びかけておこうぜぃ……」 同時刻。職員室で職務を全うしていた上条達のクラスの担任、月黄泉小萌は、小学生にしか見えないその小さな体全体で多大なる悪寒を感じとっていた。 2 上条の絶叫から遡る事18時間30分前・イギリス清教・必要悪の教会・とある公園の一画 「わかりました。そんじゃ、準備がすみしだい出発します」 必要悪の教会の女子寮近くの公園に呼び出されたシスター、アニェーゼ・サンクティスは仕事の説明を受け終わると、資料として渡された紙を手早く折りたたみ、修道服の中にしまう。 彼女、実は生粋のイギリス清教徒ではなく、ローマ正教の250人からなる1部隊を任されていたシスターのリーダー的存在だったのだが、現在はとある2つの事件によりイギリス清教に改宗した(本人はイギリス内にローマ正教支部を作ろうとしているらしいが)元・ローマ正教徒である。 「ああ、本当なら神裂達「天草式」の出番なんだろうけど、こんな術式が発動した以上、天草式は勿論、土御門も役に立たないだろうからね」 一方アニェーゼを呼び出したのはステイル・マグヌスという神父だ。 アニェーゼとは違い、此方は生粋のイギリス清教徒。ルーンカードを使った炎の術式を得意としていて、教皇クラスの術式も使える天才魔術師。 ……ただ、神父としては勿論、人としても見本にはならない格好をしていた。 真っ赤に染まったロン毛、両耳にピアス、目の下にバーコード、そして何より超タバコ臭い……と言うか、今も喫煙中だった。 「ニコチンとタールが無い世界の名は地獄」という名言を吐いた事があるほどタバコ好きで、彼の事を知る人はそれを注意しようとしない。なぜか「絶対に」無駄だからだ。 それはもはや「依存」や「中毒」どころの話では無く、彼にとって「酸素=タバコの煙」の方程式が成り立つほどの物だ。 彼からタバコを取り上げた未来は、取り上げた者が確実な燃えカスとなる、もしくは、ステイル自身が廃人になる、の2択だろう。 だからアニェーゼも (ったくこの喫煙神父が、自重しろってんです) と思ってはいても口には出さないのだった。 「んで、貴方はいかねぇんですか?」 「ああ、正確には「行けない」かな?状況が状況だし「外」でサポートさせてもらうよ」 「(ふん、ウソつきやがれってんです「ジュッチューハック」禁書目録の世話がしてぇだけでしょ)」 心の中で悪態をつくアニェーゼに 「…………ずいぶん余裕そうだね、ま、仕事を成功さる自信がそれだけあるって言うなら大いに結構だけど」 「……なにがいいてぇんですか?」 ステイルの目が微妙に細まる。 何の質問が来るか分かっているのに、いや、分かっているからこそアニェーゼは聞き返した。 「別に、ただ元・同僚である誰かと殺しあう事になるだろうからさ」 「…………あたしの仕事に甘さがあるってんですか?笑えねぇ冗談です」 そんな言葉を返したアニェーゼに、ステイルは嘲るようにフッ、と笑う。 「そんな事は言ってないよ?ただ「かつて仲間と慕ってくれた者が向ける敵意の視線」に耐えられれば良いね、そう言ってるんだ。まあ、君が嫌いだった人が来ない確率も無いわけじゃないし、出来ればそっちの可能性であることを祈っていてあげるよ」 ステイルはそう言うと、公園に掛けてあった人払いを解除し、自然な足取りで公園の出口へ向かい、人ごみにまぎれていった。 「…………ったく自分の経験を尊重しすぎてんですよ」 公園に一人残されたアニェーゼは、嘲るように、自分の意思を再認識させるように呟く。 「今も、そしてこれからも、あたしに昔はねぇんですよ」 3 ○月×日・午後5時半・上条の絶叫から、遡る事1時間前 「くっそ、だーもうちきしょう不幸だ~!!」 上条は街道を全速力で走っていた。 目的地は冷凍食品のタイムセールがあるスーパー…………のはずなのだが、何故か「全く逆方向に」走っている。このまま行くと上条の住んでいるアパートにたどり着く道のりだ。 上条の全力疾走の理由は何時も通り不良に追いかけられている……のではない。 逆だ「上条」が「不良」を、追っているのだ。 何でそんな事をする必要があるのかと聞かれれば、単純明快、とても分かりやすい答えを用意する事が出来る。 サイフヲスラレタ いや、正確にはスラれたと言っていいのかは分からない。何故なら………… 「ちっ、しつけーな!いい加減あきらめなよ!!」 「ふざけんな!こっちに近づいてきたと思ったらいきなり腹にグーをブチ込みやがって!!んでもってうずくまった人から財布奪ってそのまま逃亡開始する奴を上条さんは見逃しはしませんよ!?」 いきなり不意打ち&急所狙いをしてくる輩をスリと呼べるのかは分からないからだ。 まあとにかく財布だけは取り返さなくてはならない。 あれには1~2週間の食生活を保障するだけのお金が入っている。もし無くしたら……………とりあえず上条の頭が腹ペコシスターに噛み砕かれる事は間違いない。 そんな不幸な未来予想に身を震わせる上条が追っている暴力スリは全身を黒いコートで包んでいて、顔は勿論、外見が全く分からなかった。だが身長と声の高低から察するに、上条より二、三歳年下のようだ。 それにしても動きにくいであろう服装のくせにとんでもないスピードだ。長距離が得意なマラソン選手と言うよりは、こういう事(スリ)に慣れた、すばしっこい子ネズミの様な感じだった。 気を抜くとすぐに距離を離されそうだったが、上条も必死で食らいついている。 「しょうがねえじゃん!だってズボンの、しかも尻ポケットなんてスリやすい所に財布入れてるなんて思わなかったんだから!!日本人って不用心だよな~、でも銀行にはたっぷり貯め込んでんだから財布のカネ位いいっしょ?」 「ブ・ッ・ツ・ブ・ス、俺がどんな思いでやりくりしてると思ってんだテメェ!!」 上条が雄叫びと共にスピードを上げると、暴力スリは顔を引き攣らせ、同じくスピードを上げた……と言うより本能的に上げさせられた。 何と言うか、上条の表情に鬼気迫るものがある。「必死」そのものだ。 捕まったらどうなるか………………考えたくも無い。 ……同時刻・某国で新発見されたとある遺跡内にて…… 『と、言う訳なのよん♪』 「…………そうですか…………」 小宗教、天草式の女教皇である神裂火織。 片足が根元からバッサリ切られたジーンズを穿いている彼女は、遺跡入り口の大広間の様な場所に作った作戦拠点ポイントで必要悪の教会の拠点、イギリスはセントジョージ大聖堂にいる最大宗教、ローラ・スチュアートと連絡を取っていた。 『あれれ~?カ~ンザキ~、どうかしたのん?それはかとなく元気ない様な気がす』 「相変わらずとんでもなく変な日本語ですね、まるで貴女のマヌケスキルをそのまま形にしたような気がします。憐れみを覚えてしまいそうですよ」 『え、あの……カンザ』 「そんな貴女のマヌケスキルに振り回される彼は非常に迷惑でしょうね。彼にはただでさえあの子のお世話をして頂いているというのにあなたは厄介事ばかり押し付けるのですね」 『カン;』 「だいたい貴女はいつも何時も………………」 ……なぜだかひどく不機嫌な神裂に尻込みするローラ。 ちなみにこの状態で神裂を刺激するような事を言ってしまうと一気に「ブチギレモード」になってしまう事を知っている天草式のメンバーは「触らぬ神に祟り無し」の言葉如く、状況を静かに見守っている………………と思ったら大間違いだ。 (女教皇と五和が大ピンチなのよな!) (少年との距離を一気に縮めるチャンスだと言うのについてませんね~) (ほんとですよ、この機会に堕天使エロメイド&大精霊エロメイドで少年に迫る女教皇と五和が見れたかと思うとものすごーく残念です) ……なんだか神裂が聞いたら問答無用で叩きのめされそうなセリフをがんがん言っている天草式メンバー(おもに男)。 その顔は「せっかく面白そうな展開(もの)が見られたかもしれないのに!!」という無念でいっぱいだった。 (いろいろアプローチできるチャンスだったのにな~五和。どうするよ?あの少年が3人の内の誰かと……あ、いや、あの少年の事だから3人纏めてって事もぐぼはぁあ!!) (不安にさせる様な事言ってんじゃないわよ!!) (だ、だだだだだっだ、大丈夫ですよ!あああ、あ、あの人は、紳士で強くてヒーローで…………) (いや……安心はできねーのよ) (ど、どういう意味ですか?) 元・天草式教皇代理、建宮才二の意味深な言葉と表情に一段と反応する、恋する乙女、五和。 ……実はこういう時の建宮は、大抵の場合が面白がって話を煽っているのだが、テンパッているのか、五和はまったく気づいていない。 (そもそも俺達の思考レベルが低いって言ってるのよ。あの少年に「俺達の知っている奴らだけが」好意を抱いているなんて事は100%無いのよな!!) (ッツ!) 建宮の言葉に天草式のメンバーも、ああ!と、納得の表情を浮かべ、思考レベルを上昇させる。 (なるほど、確かにあの少年なら普通に1クラス位の女子は好意を抱いていそうですよね) (むしろ学校の女子全員?) (教師を忘れてるぞ!) (通っている学校だけじゃねえ!違う学校の……ほら!例えばどっかの破天荒お嬢様とか!!) (甘い!俺は学園都市の可愛い女子全員にかけるぜ!!) (フッ……これだからド素人は……問題は数だけじゃねーのよ。フラグの立て方なのよな) これだけでもかなりの精神的ダメージを負っている五和だが、ここで建宮がさらに追い打ちをかける。 (いいか?まずいくら好意を抱いている人間が山ほどいるって言ってもフラグの立て方が上手くなければ意味がないのよ。良い例えがアイドルなのよな。どんなに人気があってファンがいても、ファンはファン。よほど親しくならないとお互いは勿論、どちらかが完璧な好意を抱くなんて事はあり得ねーのよ) (え?じゃ、じゃあ……) (だがしか~~~~~~~し!!少年は強い印象を残し、ある程度間を開けるというやり方でこの常識を覆したのよ!!広く浅くと言うやり方は一見駄フラグに見える。だが植え付けた印象は根強く残るから何らかのきっかけで思考の輪廻に少年の事が組み込まれてしまえば後はずっと少年の事を考えるようになる!五和!お前がその良い証明なのよな!!) (!!??) (要は長距離恋愛の理論を取り入れる事によって多数の人間から同時に好意をもたれる様になる!根強く、幅広くと言う方法で夢のハーレムENDへの道を確立したのよ!!さらに通常の恋愛理論「長い時間」「1目惚れ」「血族」etc……などを計算に加えれば…………もはや少年のフラグ数は我らに想像できるものでは無いのよ!!!) ( ( ( ( (おォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!))))) 今日1番の盛り上がりを見せる天草式メンバー。 だが彼ら勿論、上条の周りに居る、彼を羨ましがる人々は何人が辿り着いているだろう。 上条がフラグ体質と言われ続けられている理由。その先にある答えに。 ……その一方…… 「ちょっと五和!しっかりしなさい!!いつわ~~~~~~!!!」 「ん?どうしたの…………んおわぁあ!!五和が壊れたのよ~~~!!」 「うふふ…………私って救われない……うふふ……」 「なんか日本の巫女霊がとり憑いてる気がする!!なぜだか分からないけど確信を持って言えるわ!!」 「しっかりするのよ!何故だか分からないけどこのままだと「忘れられた子」になってしまうような気がするのよ~~~!!」 4 「ち、ち、く……しょう……あの暴力スリ、今度会ったら……はぁ、はぁ………か、かみじょーさん必殺の一撃を……ぜぇ、ぜぇ…………」 結局あのスリに逃げられた上条は、自分の部屋がある学生寮に帰ってきていた。 エレベーターに貼られた『現在調整中です。階段をお使いください』という張り紙を恨めしそうに数秒見つめるが、使えない物は使えないので素直に階段で自室を目指す上条。だが朝は使用禁止になって無かった所から考えて、やはり不幸だった。 逃げられた原因は単純明快。 全力でスリを追い、距離もいくらか縮まってきたとき、スリは急に方向転換をして路地裏の道に入ろうとしたのだ。 これを今まで以上のスピードで追う上条、これまで何度も無能力者集団とやりあってきた上条には分かる。路地裏は彼らのホームグラウンド。縄張り。 逃げ込まれたらマズイ。そう思い、スピードを上げたのが間違いだった。 自らの経験をもっとよく思考すれば、こうなるかもしれない位の事は予想できたのに。 路地裏へと逃げたスリを追うため、上条も路地裏へと入ろうとしたその瞬間 ドゴン!!というすさまじい音が「自分の腹から」体全体に伝わってきた。ガハッツ!!と肺の酸素を強制的に吐き出させられ、上条はその場にうずくまる。 「奇襲」の2文字が頭をよぎる。対多数戦に有効なこの手は、上条がよくやる事でもあった。 喧嘩慣れしている上条は自分の実力を熟知していて、勝てるのは1対1まで。2対1なら危ういし、3対1なら迷わず逃げる…………のだが時々、逃げても逃げても追いかけてくる奴らがいたりする。 そんな時、手頃な脇道に入り、呼吸を整え準備をし、1番初めに入ってきた奴を殴り飛ばすのだ。逃げていると思っている&大人数と言う事で油断しきっているからこれがやたらと効く。さらに1人撃破する事で相手の指揮も乱れ、逃げ果せるチャンスも大きくなる。 …………まさかそのシュチュエーションを自分が受ける事になろうとは。 上条が蹲ったまま顔だけ上げると、案の定スリは逃げ果せた後だった。 「…………はぁ……これで少なくとも上条さんの1週間の食事は朝昼晩と食パン、そしてインデックスに頭を喰い千切られる事は決定ですはい……」 部屋で待つ超大食修道女の怒りをどうやって和らげようか考える上条が、自分の部屋がある階へと続く階段の途中の踊り場で立ち止まってから5分が経過しようとしていた…………その時だった。 「?」 踊り場から、ふと自分の部屋を見上げると、なにか違和感をおぼえる。階段を登り切り、近づいて違和感を確かめようと……した。 近くに行くまでも無かった。僅かだが確実に「ドアが開いている」 「んなッ!!」 上条は迷う事無く駆け寄り、ドアの具合を確かめる。 インデックスが部屋に居るならドアが開いているという事は無い。 部屋の合鍵も渡してあるから自由に外出が出来る……よって、鍵をかけ忘れたまま出かけるという事も無いはずだった。 考えられる可能性は………………かなり絞られてくる。 上条は、自身の不幸体質というのがあるから断言はできないが、ただの空き巣ではないと考えていた。 ただの空き巣が、学生寮、それも平凡な高校の平凡な高校生の部屋に狙いを定めるわけがない。それにこんな上の階じゃ無く、逃げやすさを考慮した下の階を狙うだろう。 …………魔術関連が1番高い、と上条は思う。 禁書目録―10万3000冊の魔道書を管理するインデックス。 ローマ政教の30億人に命を狙われている上条。 そっちの方がよっぽど納得がいく。実際には納得いってほしくないのだが、それ以外に思いつかない。 よって、誰かが無理やりこじ開けたのではと思ったのだが、その様な後は全く無い。空いている事を除けば、極々自然な状態だった だが油断は出来ない。上条の経験上、魔術師ってのは何でもありのとんでも集団だ。 聖人だったらその腕力だけでドアをへし曲げる事が出来るだろう。スパイ業を兼ねている者なら合鍵ぐらい持ってそうだし、タバコ好きの者なら人払いかなんかで人目に付くこと無く行動していそうだ。 だからいとも簡単に、かつ自然に、部屋へ侵入する事が出来る魔術だってあるかもしれなかった。 (インデックスは今どこだ!?携帯……ってどうせまた充電切れてんだろうな…………) このドアの先、自室には上条もしくはインデックスを狙う奴らがいるかもしれない。 ここでインデックスを呼ぶわけにはいかない、だが中で人質にされている場合だってあるかもしれない。 上条はドアを近距離で穴があくほど睨みつける。 その手はドアノブまであと数センチの所で止まっていた。 (……くそっ!どうする…………) 入るべきか、入らざるべきか (……どうする…………!!) と、ここで上条の意識は一度途切れかける。 ドアがいきなり内側から思いっきり開いてきたからだ。 超視近距離でドアノブとにらめっこしていた上条は、問答無用で手すりがある方の壁にぶっとばされる。 「そげふ!!??」 「………………なんだ、少年でしたか……んなとこでなにやってんです?」 顔を押さえてのた打ち回る上条の耳に、聞き覚えのある、少し生意気な女の子の声が聞こえてきて、上条はガバッ!と顔を上げる。 「な……!!」 「ちょうどよかったです、色々話したい事がありますんで早く入ってください」 いやそこ俺の部屋だし、そもそも俺に対する謝罪の言葉は無しですかそうですか、んでもってインデックスはどこ行った、つーか人の家に勝手に上がり込んでんじゃねえ。 と、言いたい事は色々あったが、とりあえず上条の口から出たのはその声の主の名前だった。 「アニェーゼ!!なんでお前がここに!!?」 5 上条の絶叫から15秒後…… 「つーわけであたし達3人をここに泊」 「まてまてまてまてちょっと待て!!話は分かったけどどうしてそういう展開になるんだっつーの!!」 「……話を聞いてましたか?それとも内容が理解できてねぇんですか?」 「いや分かったって言ったじゃん!たった今!!人の話聞いてねぇのはテメエらだろうが!!」 上条はテーブル向かいに座っている、アニェーゼ、ルチア、アンジェレネの3人に向かって、必死に説明を求めていた。 いや、正確には「アニェーゼ達がなぜここにいるのか」の説明では無くなぜ「上条の家に泊めてくれ」などと言ってくるのかなのだが、彼女達は全くくみ取ってくれない。 上条の絶叫から15分前・上条の自室 「1人暮らしの男の部屋としては結構片付いて……1人じゃねぇでした、同棲してんですよね。まああの禁書目録が進んで家事や手伝いをするとは思えねぇですが」 アニェーゼはまるで自分の家の様にベットの上でくつろぎ………… 「…………正直、修道女としてその事実は了承しかねますね。まったく……成り行きでこうなってしまったと聞きますが、あなたならこの調子で何名もの女性とパイプを持っていそうです……それと鍵はもっと解除が難しく、窓ガラスは防弾ガラスの物にしなさい、不用心ですよ?」 ルチアは礼儀こそ正しいが自分たちの行いなどまるで気にも留めていないかの様子で無神経にペラペラと話し………… 「す、すみません……ちょっと事情があって(モグモグ)……し、仕方なくなんですよ?勿論仕事であって(パクパク)……決して嫌がらせでは……(パクモグ)」 アンジェレネはインデックス様に買っておいたケーキ菓子を上条の了承も無く勝手にパクパク食べている………… 「……………………ちょ」 「「「?」」」 「ちょっと待てテメエら~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!」 と、ここで上条の今までためていた何かが一気に爆発した。それは怒りと言うより激しい混乱によるもので…… 「まず人の家に勝手に上がり込んでんじゃねえよ、なんでお前らがここに居る!?んでもってなに和んでんだ!ここは上条さんのお家ですよお分かりですか!?つーか本来ここに居る筈のインデックスはどこ行った!!?そしてあなたは自分の事を棚に上げて人を注意をするんじゃありません!最後にケーキをパクパク食ってるきみ!!君がそのケーキをパクパク食べると後に私が腹ペコ野獣と化したインデックスに頭をガブリと食べられてしまうのですが!!??」 勢い良く立ち上がり、息継ぎなしで怒涛のツッコミ連打をした上条は、ここでようやく息を整えアニェーゼ達をキッ!と睨む。 「了承なら最大宗教の許可を」 「俺の許可を取れよ!何度も言いますけどここは上条さんの部屋です!!」 「……じゃあ許可をください」 一瞬ドついてやろうかとも思った上条だったが、まずは状況を把握し、混乱を治めたい。 「…………まず何がどうなってるのか説明してくれよ…………」 溜息をつきながら再び床に座る。 「ん~……そうですね、色々説明しなきゃいけない事があんですよね…………取り合えず何かを言うなら禁書目録は無事ですから安心すると良いです」 「むしろ今頃大満足してるかもしれません…………まったく、禁書目録もそうですがあの喫煙神父も許しがたい。煙草もそうですが、あの人は禁書目録に甘すぎです」 「赤髪さん、今日の為に貯金を目一杯降ろして様々な料理店を貸し切りにしてましたもんね…………う、羨ましいです…………」 赤髪・タバコ、この2つに禁書目録が合わさるだけでインデックスがどこの誰といるかは明白だった。 「ステイルも来てるのか?だったら何でお前らと一緒じゃないんだ?」 「そりゃあとうぜんです、だって…………」 禁書目録は今、学園都市に居ませんから。 行間1 同時刻・学園都市の外・某有名料理店 「これと、これと………ああもうここにある料理全部食べてみたいかも!!」 「…………好きにすると良いさ……」 東京で超有名な和風料理店の最高級ランクの部屋。 そこには同じく最高級ランクの、少なくとも今の上条には絶対に手が出ないほど馬鹿高い料理をガンガン注文するインデックスと、それを見て溜息をつきつつも、内心かなり和んでいるステイル・マグヌスが居た。 純和風の部屋に英国の修道女と神父がいるというのはいささか奇妙な光景だったが、店の従業員は外国からの客に慣れているのか、そこまで気にしていないようだ。 ……そう「その事に関しては」気にしてない……だが 「お、お客様。お会計の方は大丈夫ですか?」 「最初にカードを渡しただろ?そこから会計の分だけ引き落としてくれ」 「は………はい」 「(ガツガツむしゃむしゃ)あ!あとこれとこれも~!!」 従業員は呆れたような困ったような顔で注文票に料理名を書くと、厨房へと走っていった。 驚いているのはその注文の量だ。 一見一人では食べきれないだろうと思われる膨大な数の高級料理が、次々とインデックスの胃袋へと吸い込まれてゆく。しかもステイルは料理に一切手を付けていない。 「…………随分と食い付きが悪いね」 この場にインデックスと関わりを持たない誰かがいれば迷わずツッコミをいれただろうが、実際に全力時のインデックスと比べれば若干スピードに勢いが無い。 「そ、そんなこと…………」 「…………さっきも言ったけど、その術式が発動する可能性がある以上、君を学園都市に置いておくわけにはいかない。」 「う、うん……分かってるけど…………でも……」 箸を止め、若干不安そうな表情をするインデックスに、ステイルはこんな言葉を掛けた。 「……あいつには護衛が付いている。任務が優先とはいえ、ある程度安全のはずさ。それにあいつなら巻き込もうが巻き込まれまいが、勘づきさえすれば自分から飛び込んでくると思うけど?」 「!!?」 バッ!と、こちらを見たインデックスに、ステイルはこの発言が失敗だったとすぐに気付いた。 …………が、もう遅い。 「そ、そうなんだよ!当麻ったらいつも何時も!!あいさ曰く当麻はフラグ体質~って言って次々と女の子と厄介事を引き寄せる体質らしいけど、ただでさえ色んな事に巻き込まれやすいって言うのに自分から関わっていくんだもん!私の知らない所でも色々あったみたいだし!!それと当麻は私がご飯をたくさん食べるから食費が大変だ~!って言ってるけど正直当麻の入院費もバカにならないかも!!あとあと………………」 「…………ハァ…………」 この後ステイルは、インデックスの気が済むまで上条への愚痴(ステイル曰く、そうは聞こえない)を聞かされ、上条に理不尽な殺意を抱くことになるのだが、肝心の上条はそれを知らない。 7 「ちょっ、ちょっと待てよ!学園都市にいないって…………」 「言った通りの意味です。禁書目録は今、学園都市にいねぇんです。危険だから置いとけねえって事ですよ」 「な……………………」 言葉を失った。 理由は嫌というほど分かっていた。 インデックスは魔術側の人間。イギリス清教、必要悪の教会のシスターで、完全記憶能力を生かし「禁書目録」10万3千冊の魔道書を脳内に保管している「魔道書図書館」だ。 この魔術と対する科学の街。学園都市に置いておくという事自体が危険だと判断されても不思議では無かった。 今まで上条とインデックスが共に暮らしてこれた事の方が奇跡なのだ………………だけど 「……………………………………………………………………………………でだよ……」 「は?」 「なんで今になってあいつを連れ戻そうって話になったんだよ!!?」 上条は叫ぶ。奇跡という幻想が消えていくのをただ黙って見ている訳にはいかない。 「……俺は魔術の世界や魔術は勿論、肝心のインデックスの事だって殆ど知らない無知野郎だけど………困った事や苦労した事だってあったし、危険な事に巻き込まれる事なんてもう数えんのもバカバカしい位だ…………だけど…………だけど俺達は今まで一緒に居たんだ!!インデックスに確認取らないでこんな事言うのもなんだけど…………最悪、俺の幻想かもしれねぇけど…………俺「達」の意思で一緒に居たんだよ!!!」 そうだ。現に今までインデックスは上条と一緒にいた。 それ自体が危険である事を知りつつも、この学園都市で、上条の部屋で、時を過ごしてきた。 それは、笑顔を絶やさない彼女が上条に見せてくれた信頼。 だったらそれを、自分が裏切るのは勿論、他の誰かにも断ち切らせるわけにはいかない!! 上条は知らず知らずのうちにテーブルの向こうの3人に思いっきり顔を近づけていた。 「だから……!!」 「ちょっ、お、落ち着いてくださいっ!!禁書目録を学園都市の外に連れ出すのは事件を解決するまでです!!」 ……………………………………………………………………………………………え? 「え?……あ…………は?」 「……シスター・アンジェレネの言うとおり。私達は禁書目録を回収、もしくは連れ戻しにきた。とは1言も言っていませんよ?」 「まったく、早とちりもいいとこです。……………それと、ちょっと身を乗り出し過ぎでねぇですか?」 「………………………あ、すみません………」 ……………………………………え~……と、と言う事は…… ゼンブカミジョウサンノカンチガイ? (うぎゃァアアア~~~~~!!!!!ハズッ!恥ず!!いま俺すっげぇ恥ずかしいんですけど!!?) 上条は頭を抱え、床をゴロゴロと転がる。途中ベッドの角に足の小指をぶつけ、悶絶しながら転がるという荒業を披露した。 「ふ、不幸だ~~~~~~~!!!」 「……今回はどう見てもあなたの失態の様な気が……………」 「やめて!心と体に瀕死の重傷を負った上条さんを追撃して止めを刺すような真似はしないで~~~~!!」 「はぁ……………………?…シスター・アニェーゼ。先程から俯いたままですがどうかしましたか?少しばかり顔が赤い様な気もしますが」 「い、いえ!何でもねぇです!!……んなことより、さっさと話を戻して、さっさとこのめんどくせぇ説明を終わらせちまいましょう」 アニェーゼはわざとらしく体制と口調を正すと、今度こそ、といった感じで口を開く。 「先週……つっても何時かは分からねぇんですが、学園都市を標的としてとある魔術が発動。今までにない強力な術式で、これを新たなる原典と断定。イギリス聖教はこの魔術を「魔力暴走」(マナ・ドライブ)と名付けました」 「マナ…………ドライブ?」 「…………詳しく説明するとなると色々な専門用語から知って頂かなくてはなりませんが構いませんか?」 ルチアの申し出に、上条は首をぶんぶん振った。 上条は以前、インデックスに魔術関連の質問をした事がある。その結果、彼女の説明のつぼに入ってしまったのか、半分以上訳の分からない、理解出来ない話を、えいえんと2時間以上語られてしまった事があった。 そして上条の不幸センサーは語っている。 このルチアと言う修道女はあの時のインデックスと同じ匂いがする、と。実際、ルチアの表情はどこか不満そうに見えた。 上条と同じくルチアに説明させるのが嫌なのか、アンジェレネが慌てて口を開く。 「え、え~~っとですね。簡単に説明すると、魔術師が魔術を使うために生み出した魔力にその魔力を生み出した持ち主本人を自動攻撃させるっていうものなんです」 「………………え~っと、つまり……あれか?例えばステイルの出した「魔女狩りの王」がステイルを攻撃しちまうって事か?」 「……まあ、遠からず…………近からず…………」 「実際にはその魔術になる前の段階である「魔力」が暴走すんですよ。今の話に合わせると「魔女狩りの王」になる前に内側から大爆発って感じですかね」 「ふうん…………でもさ、何でインデックスを外に連れ出したりしたんだ?その……「魔力暴走」を仕掛けた奴の目的がインデックスなのか?」 「分かりませんが最悪の場合、死ぬかもしんねぇからですよ」 死というワードに、上条は思わず身を固くする。 話を聞いただけでは、魔術を使わなければ危険はなさそうな魔術に思えたのだが、どうもいろいろ違うらしい。 「忘れてねぇですか?禁書目録の頭ん中には10万3千冊の魔道書があんですよ?どっかでうっかりこの魔道書の1つでも暴走すれば次から次へと連鎖を重ね…………管理してる禁書目録は勿論、周りの被害だって結構なものになる可能性があるんです」 「………………そ、そうか………………でもその「魔力暴走」ってのが発動してんならお前らだって魔術は使えないんじゃ…………」 と、いうかそんなものが発動しているなら魔術師全般が使い物にならなくなるはずなのだが、アニェーゼ達は何事もない様に平然としている。 「その心配はいりません。この魔術には決定的な欠陥があんですよ」 「欠陥?」 敵の弱点を語っているのに、アニェーゼ達の表情は浮かない。困っているようにも見える。 「この魔術の構造を簡単に説明すると、まず魔力Aを魔術発動の為の魔力及び保護対象に指定、それ以外の……保護対象に入れていない魔力B~Zの構造を崩し、暴走させるというものです」 「つ、つまり、この魔術を発動させている人達と同じ魔力を使っている人なら、その影響を受けずに済むんです…………」 「これで分かったんじゃねぇですか?どうしてあたし達3人が来てるのか」 「…………その術式を発動してるのがローマ政教の奴だからか?」 彼女達は元・ローマ政教のシスター達だ。魔力は勿論、術式もローマ仕込みの物ばかりだろう。だから送り込まれてきた。 「そういう事です。あたし達の今回の目的はこの術式の破壊」 アニェーゼは言いながら目をそらし 「並びに相手の目的、狙いを探って…………」 ルチアは溜息をつき 「必要ならばそれを阻止する事」 アンジェレネは前にもましてワタワタと挙動不審に慌て始めた。 「へ、へえ~………………;」 そして上条はこの時点から何か嫌な予感がしていた。 「「「…………なんですが…………」」」 ギクッッ!!!と、全身を嫌な感覚が走る。 様々な不幸を体験してきた上条には分かる。これは単に「事件を解決するのを手伝え」と言われるだけじゃ無い。寧ろそれに関しては上条自身も自分から手伝うつもりだった。 これはもっと別の不幸やハプニングの匂いだ。上条にとって理不尽かつ決定的な物が降りかかってくる前兆だ。 「そ、その………………つまりですね………………」 「……学園都市ってのと、敵の持ってるであろう原点とまだ分からない目的などの理由で訳なしじゃ色々行動が出来ないんですよ」 「ま…………そんな訳で………………」 続いたアニェーゼの言葉を聞き、上条は例の絶叫をあげたのだ。 「私達3人を1週間ほどここに泊めやがれってんです」 回想完了
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/381.html
小ネタ とあるアニメのコメンタリー 超電磁砲第2話分 「始める前にアンタに聞いておきたいことがあるんだけど」「な、なんでしょうか御坂さん…(不機嫌オーラが見える…見えるぞ)」「あんまり思い出したくはないんだけど……スバリどこまで見たワケ?」「……、白井が個室から追い出される所までです。ハイ」「(全部見られてたって事!?)す、素直でよろしい…」「(今にもビリビリが出てきそうな雰囲気だ…)で、では始めましょうか~」「ちょっと待った! せ、せ、折角だから聞いておくわ…どうだったワケ?アンタ的に…は、裸を見て…?」「……、とりあえず始めましょう、終わったら…終わったら話しますから!」 本編開始(美琴が走るシーンから)「いきなりかよ…」「……、これって私が短パンじゃなかったらどうなってるのかしら」「白井のが見えないように、見えなくなるんじゃねぇか? って…今チラッと見えたのって俺!?」「そういうもんかしらね…でも黒子はそれより大事な色んな物を見せてる気がするわ…。それについては私がアンタを追っ掛けてる途中だもん」「うわぁ…カワイそうな俺、逃げ場がない所でビリビリとか…」「どうせ効かないんだから良いじゃない」「そういう問題ですか!?」「でも…まぁ、こういうシーンを見るってのは私としても良い気分にはなれないわ」「こりゃひでぇ…よく生きてたな俺」「客観視したくないわね…」 オープニング「映像のほとんどは俺とはほぼ無関係なんだけど、知ってるか?」「ん?なによ」「とある魔術の禁書目録、とある科学の超電磁砲のOPちょっとリンクしてるんだぜ。ほら自販機のシーンとか!」 同じシーンだけが映し出されてるって訳でもねぇんだけど、禁書目録OPにはオマエの友達も出てるしな」「ほぇ~…チェックしてみる価値はありそうね、アンタ詳しいじゃない。もしかしてそっち系の人になるつもりじゃないでしょうね?」「そっち系ってどっち系だよ…。ま、ここだけの話…媚び(妹)キャラのオマエはアリだと思った…って超電磁砲でしたね、失礼しました~」「……?」「いや~何でも無いんですよぉ? ほらカッコイイな~レールガンだっけ?」「アンタ様子が少しオカシイわよ…。頭のスイッチ入れ替えてあげよっか?」パチパチ「オープニング終わりましたァ―――!!」 Aパート開始「出落ちとはこれの事を言うんでしょうネ、御坂さん」「自然体なんだけど…ね」「どうコメントしたら良いんでせうか…?」「私もこのパートは出来ればスルーしたいわ…」「でもコメントしない事には帰れねぇからな」「そうね…」「……、御坂、オマエってあっちの気あったのか…?」「黒子の想像だから!!!」「安心した、なら良いんだ」「何が良いのよ? しかしこんな恥ずかしいセリフを想像とはいえ…」「だな、一番苦労してるのは…なk…ッ!?」「ふぅ…危なかったわ」「……、言いたい事が言えない世の中って辛いですね」「誰に向かって話してるの?」「い、いえ…何でもないんですよ、アハハッ…」「今日のアンタやっぱりオカシイわよ」「……、そんなことよりアニメの方で不穏な空気が…」「……、アンタは黙って目を閉じてなさい」「えっ、どうしてだ?白井の変態行動を見せつけられた所で驚かねぇよ」「そ、そういう意味じゃなくて…」「ん…じゃどういう意味なんだよ?白井の下着を見せびらかしてるだけじゃねぇのか?」「いや、だからそうなんだけど…そうじゃないっていうか…」「何泣きそうになってんだよ、言いたい事があるならハッキリと…ッ!?」「……、大事な物を失いすぎじゃないかしら私…」「(…なんとか空気を!)入学式の時のオマエ、めちゃくちゃカワイイじゃん!」「ほ、ホント…?」「ああ、俺だったら一目惚れしてた!」「し、仕方ないわね、アンタがそこまでいうなら今度しっかり見せてあげるわよ」「(ふぅ~助かったー)た、楽しみにしてるぜ」「(小学生の時の私がカワイイのであって…今は別に何でもないわよね、きっとそうよ…)」「御坂~?……、また『中』でひどいことになってるようなのですが…」「(小学生の頃みたいにすればいいのかしらね…?いや、ここは…)」「聞いちゃいねぇ…」「(確か、黙ってればカワイイって言ってたわよね…これしかないわ…)」「あの御坂さ~ん」「……」「(睨まれてるぅ!?)……、どうしたみ、御坂?」「……」「(やっぱり嫌われてんのかな~不幸だ…)」「(残り数分だってのに一言も言葉を発しなくなってしまった…) 御坂、俺が悪いなら謝る!だから喋ってくれ!」「……、アンタが黙ってれば…って」「んと…?あ~この前の事か、アレはそのよーな意味じゃなくてですね…」「じゃ、どのよーな意味なのよ…」 『中』では黒子が美琴の水着を取り出すシーン「オマエは言葉より先に電撃を飛ばしてくるだろ?」「……、アンタが無視するからじゃない!」「よーするに正面から来いって事だ、そーすれば逃げも隠れもしませんよ」「……、分かったわよ。その代わり無視したら覚えときなさい」「へいへい」 『中』では黒子が美琴に電撃を浴びせられるシーン「えーーっといつの間にかエンディングに入ってました…」「黒子の変態行動を見て話せって方がむちゃなのよ」「(途中黙り込んでたのはどこの誰でしたっけ?というのは心の中にしまっておこう…)」「終わったし、帰りますか~お疲れ様でした!」「ちょっとアンタ…最初に言った事忘れてんじゃないわよね?」「……、覚えてらっしゃった?」「て、手っ取り早く聞かせてちょうだい!」「上条さんの理性はまだ鉄壁ではありませんでした。以上…ッ!」「そ、それってどういう…ってダッシュで逃げてんじゃないわよ!!」
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/3125.html
【種別】 人名 【初出】 名前は新約七巻(この時登場した「藍花悦」は偽物) 本物らしき存在の初登場は新約十巻 本格登場は創約二巻 【概要】 【人物・性格】 【能力・スキル】 【作中での行動】 【口調】 【考察】 【概要】 学園都市第六位の超能力者(レベル5)。 名前と在籍校、超能力者の第六位であること以外は殆ど詳細が分かっていない、 コンタクトをとることさえ難しい謎の存在。 【人物・性格】 能力かあるいは何かの技術を使っているのか、正面から見ても姿形・輪郭がはっきり見えない。 死地に赴こうとする上条の前に現れた際は、 最初こそ敬語を用いて性別不明なソプラノボイスで話していたが、 上条を説得できないと悟ると敬語を止め、「恐ろしく低い何か」に声色を変化させた。 「正義」や「善」といった概念に強くこだわる人物。 本人曰く「自身の能力では自分一人で正義を成せない」らしく、 このため「誰の味方をすれば善が勝てるか」を常に考えている。 その一環として、自身の手足として横須賀を雇いながら、 自分の非力に苦悩する者に『藍花悦』を名乗らせて行動を促すという事業を手がけている。 横須賀は「第六位の力があれば回りくどい事をしなくてもテメェの手で救済できるだろうに」と文句を垂れていたが、 藍花は「自分で解決しなくちゃ意味がない」と語っているらしいことから、少なくとも悪意はないのかもしれない。 加納神華が自身の問題を解決した後、また新たな少女に「藍花悦」のIDが送られており、 この時点で通算「何十人目か」の「藍花悦」になるらしい。 ただし、悪意がある訳ではないようだが、発言にはやや独善的・傲慢な側面が見られる。 上条曰く「上から目線の塊」「お前如きにゃ解決出来ないと決めつけている」。 『藍花悦』を人に貸して誰かを救済する行為自体を自覚なしに自分で楽しんでいる節があり、 上条は「世界を変えたいなら自分で動け」と反発していた。 藍花にとっても上条のポリシーは受け入れがたいらしく、 上条を「偽善者」「口では性善説を語りながら拳の暴力を捨てられない」などと非難している。 【能力・スキル】 有する超能力は殆ど分かっていない。 ただし創約二巻で本人の口から断片的に言及があり、 要約すると 「望む能力をイメージすれば、それを使えるようにしてやることは出来る。だが創っているわけではない」 「能力の性質上、藍花一人では行動を起こせない」 「恋査よりは便利」 「学園都市にそのための条件さえ整っているなら、記憶喪失さえ元に戻せる」 能力で得た知識なのかどうかは不明だが、上条の記憶喪失を知っているような口ぶりを見せている。 少なくとも、直接戦闘には不向きな能力であるらしい。 三巻において、上条が美琴の部屋から絶対能力進化計画の資料を見つけており、 上条は読み飛ばしているが、そこには七人しかいない超能力者の能力名やデータが書かれていたことから、 少なくとも学園都市上層部は第六位の能力を始めとしたその詳細を把握していることが窺える。 また、上条の前に現れた際に 「上条の視界を極彩色に歪める」「自身の輪郭をボヤけて見せる」などの奇怪な現象を複数起こしている。 上条は「五感ではなく思考に対する干渉か」と推測していたが、能力に関連するものか詳細は不明である。 【作中での行動】 初めて「藍花悦」の名が登場したのは新約七巻。 薬味久子が引き起こしたヒーロー達の暴走時、 黒い革ジャケットの少年がこの名前を名乗っているが、食蜂操祈曰く本物ではないらしい。 また、彼はヒーローを蹴散らしている際、 「僕の名前は学園都市第六位じゃない。七人しかいない超能力者の一人でもない。藍花悦って名前があるんだからさあ!!」 と、「超能力者としてではなく藍花悦として呼べ」とも、「超能力者じゃないけど藍花悦と呼べ」とも解釈できる台詞を言っている。 本物らしき存在が初めて作中に登場したのは新約十巻。 突如オティヌスを連れて逃走した上条当麻に対して、 七人の超能力者全員に殺害指令が出た際は、無言で携帯電話を弄んでいた。 最初に上条と激突した第一位の一方通行が撃破された事もあってか、 実際の追撃には現れなかったが、学園都市統括理事会からの勅命であることから、この人物は藍花本人だと思われる。 またこの描写から、学園都市上層部は藍花の動向やコンタクト方法を把握していることが窺える。 後に行方不明となった友人の手がかりを求めた加納神華もこの名前を騙り、 ダイヤノイド潜入への足がかりとした。 しかし、潜入時にぶつかった「頭の悪そうな少女」もこの名前を名乗ったため、 潜入早々無用なトラブルを招くこととなった。 なお、『超電磁砲』の大覇星祭編において、実行委員の山根が選手宣誓を依頼するために彼(彼女)を捜したが、 やはり影も形もつかめず依頼に失敗してしまっている。 この際、実行委員会のホワイトボードに超能力者の名前を書いた紙が貼られていたが、第一位と第六位だけが名前を隠されている。 『禁書目録』で「藍花悦」の名前と「名義貸しの事業をしている」という設定が明かされたのはこの数年後のことで、 これを受けてアニメ『超電磁砲T』では藍花の名前がホワイトボードにしっかり掲載されており、 依頼出来なかった原因も「『藍花悦』を名乗る人物が大量に現れて混乱を招いたため」になっている。 創約二巻にて本人が登場。 これまで「偽善者」である上条には関わらないようにしていたものの、 R&Cオカルティクスを潰すには、自身のポリシーを曲げてでも上条に注力するのが最善であると判断。 アンナの元へ向かおうとする上条の前に姿を現す。 このとき周囲がカラフルに明滅するなどの、不思議な現象が起こった。 満身創痍の上条に『藍花悦』を貸そうと迫ったが、上条はこれを拒否。 話し合いでは解決できないと判断した藍花は、早死にするがいいと上条を煽り、不得手な直接戦闘を試みて敗北した。 なお、自身の情報を徹底して隠す理由は依然として不明である。 【口調】 一人称は「ぼく」。基本的に敬語で話す。 例)『さあ、望む自分をイメージしてください。縦横無尽に活躍する理想の姿を』 【考察】 非常に断片的・間接的なものばかりであるが、第六位の人物像や能力を探ることが可能な作中の記述をまとめた。 「(安定した)絶対能力者(レベル6)にはなれない」(三巻、超電磁砲九巻) 「風使いではない」(三巻) 「一人で軍隊と渡り合える」(とある魔術の禁書目録ノ全テ) 「人格が破綻している」(超電磁砲SS2) 「能力を科学的に解析し、その噴出点を作成することは可能」 →第七位や幻想殺しのような解析不能・正体不明な能力ではない。(新約七巻) 「直接戦闘に不向きな能力」、「恋査よりは便利」、「望む能力は? ぼくなら使えるようにはできます」、「創るとは呼べない」など(創約二巻)
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/205.html
【種別】 宗教団体 【元ネタ】 イギリスの イングランド国教会 (イギリス国教会)。 【初出】 一巻 【解説】 十字教旧教三大宗派のひとつ。 英国の命令系統三本柱の一角(清教派)。 制度上のトップは国王だが、最大主教が実質的な指導者。 本拠はカンタベリー大聖堂だが、実質的な頭脳は聖ジョージ大聖堂。 元々はヘンリー8世の時代、当時ヨーロッパを支配していたローマ正教から脱するために、 「ローマ正教に従わずとも十字教の教えに則っている」「イギリスは国王をトップとして他の外部勢力から不可侵である」という口実を作るために設立された。 つまり、「英国独自の十字教」という政治の道具として生み出された教会。 そのため当初は王室派や騎士派よりも下位に位置する組織だったのだが、その後勢力を拡大して逆に王室派に対して命令できるほどの実権を握るようになった。 しかし、騎士派とは設立当初からの上下関係が続いており、三すくみの命令系統となっている。 この経緯上、騎士派が有する『騎士団』とは非常に仲が悪い。 魔術の国イギリスに発した「悪い魔術師から市民を守る」という方向性の極まりすぎた結果、 他の十字教勢力と比較して、魔女・異端狩りや宗教裁判などの対魔術師文化や技術が特に発達している。 魔術対策で様々な術式や文化を取り込むことに積極的なため信仰の制限は緩く、異教でも枠組みを保ったまま入信が可能。 第零聖堂区『必要悪の教会』を始めとする数多くの部署から成り立っている。 魔術サイドでは中小組織の部類に入りながらも数多くの精鋭を持ち、 他の宗派とは違い学園都市との繋がりが僅かながら存在する。 現在急速に勢力を拡大しており、20億の教徒を有するローマ正教に互する可能性すら持ち合わせている。 名前が判明している所属メンバー 最大主教(アークビショップ) ローラ=スチュアート→ダイアン=フォーチュン 必要悪の教会(ネセサリウス) 禁書目録(インデックス) ステイル=マグヌス 神裂火織(かんざきかおり) 土御門元春(つちみかどもとはる) シェリー=クロムウェル ジェーン=エルブス テオドシア=エレクトラ リチャード=ブレイブ フリーディア=ストライカーズ トーキー=シャドウミント マリーベート=ブラックボール メアリエ=スピアヘッド メルヴィナ=ベイリー(未編集) グレンシア=ベイリー(未編集) ニクス=エヴァーブラインド アンジュ=カタコンベ キュティア=バージンロード 傘下組織 天草式十字凄教 建宮斎字 浦上 五和 牛深 香焼 諫早 野母崎 対馬 ほか天草式の面々計50人 ローマ正教 オルソラ=アクィナス アニェーゼ=サンクティス ルチア アンジェレネ アガター カテリナ ほかアニェーゼ部隊の面々計200人 その他、外部の協力者・関係者として、 スラッパール スマートヴェリー レイチェル ツアーガイドの少女 ジーンズ店主 エーラソーン 烏丸府蘭(からすまふらん) などがいる。
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/624.html
※五十音順 暗闇の五月計画(原作) http //www12.atwiki.jp/index-index/pages/1073.html(とある魔術の禁書目録 Indexより) 夏目渚和 記井崎十蔵 雛臥嵯鳥 武装能力(カスタマイズ)計画 七草稲穂 旗本気運 道筋八峰 飛檄様良 反丘研磨 最初最後 植葉緑 輿水紗彩 抄訳演算計画(シンプリファイズ計画) 長鍋蚕蔽 磧童沙石 空白検体 晃世相茶 能力変化(スキルシフト)計画 ルアンナ=ヴィヴァース 宇宙頭脳(スペースブレーン) 四方神茜 超能力者量産計画(ファクトリー) 箱庭栄伝 暴走能力の意図的な発動実験 固有名称は不明 研究者 人臣上利(立案者) 木原剥離(実験再開を計画) 被験者 吉永芙由子 松井弓削 四方視歩 雛之 限界突破(リミットオーバー)計画 心理共有 人格複製 知覚阻害 心情色替 零智の才華計画 大地零 『樹形図の遡行者(バックワードトラベラー)』計画 『人間関係によって構築されるPRと能力の方向性の決定』 鷲ノ巣花浦
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/1536.html
近い考えの物があれば○×で答えてください。 第一問:TSが好きだ。 第二問:現状TSされているキャラクター達の扱いに満足している。 第三問:いっそ世界全部反転してしまえと思っている。 第四問:魔術キャラ、科学キャラがあるんならオリキャラがいても良いではないか。 第五問:SSとイラストだけでは物足りない。 第六問:職人、裏方的な役割をしてくれる人達には足を向けて眠れない。 第七問:TSが本物より弱いと誰が決めた? と反発したくなる。 第八問:コンテニューは苦痛だ。 第九問:素手で何でもガードできる。 第十問:夜中に独りでトイレに行ける。 第十一問:ミサカシリーズはやはり妹がいい。 第十二問:人物相関図は結構役立つ。 第十三問:もっと白井を活躍させろ。 第十四問:もっと御坂を出すべきだ。 第十五問:姫神? なにそれ? TSスレでは原作の不遇者に火の光が当たると信じている。 第十六問:完全なオリキャラ(カゲトマのイヌ科だか猫科だかの人。奮闘記の火燈)を除いて、TSキャラは是非他の作者も登場させて欲しいと思っている。 第十七問:ヒノタンは何かが鳴く頃に何か起しそうだ。 第十八問:天井は苦労人。 第十九問:TSでも恋愛要素があっても良い。 第二十問:一方通行って結局男? 第二十一問:打ち止めの扱いに困る。 第二十二問:禁書目録の扱いにも困る。 第二十三問:小説における短編の長さは原稿用紙で約二十枚だが、ライトノベルの短編は大体が100ページ前後。 第二十四問:冥土返しは胸で人が殺せる。 第二十五問:ひのは無表情で人が殺せる。 第二十六問:天井の能力の見当がついている。 第二十七問:幻想殺しってSSで使いにくい能力だと思う。 第二十八問:魔術サイドの人間は活躍させづらい。 第二十九問:能力、霊装を考えるのは好きだ。 第三十問:禁書作品のTSだからって文体にこだわる必要は無いと思っている。 第三十一問:冥土返しが『僕女』である事に疑問を覚える。 第三十二問:黄泉川先生はきっとTSされたら拳でコンクリートを破壊するに違いない。 第三十三問:上条と上嬢。正しいのは多分上嬢さん。 第三十四問:TSスレッドにおいて禁書目録はむしろ脇役。 第三十五問:サラシ娘はいつTSされるのか気になってご飯が食べられない。 第三十六問:一日一レスを心がけているけどなかなか出来ない。今後は努力する。 第三十七問:レスするときはメール欄にsage 第三十八問:外部(TSスレッド以外)の人間は人生の七割を損していると思う。 第三十九問:作品は続きが投下されるまで何年でも待ち続ける覚悟がある。 第四十問:でもできれば早く読みたい。 第四十一問:残酷な描写があっても構わない。 第四十二問:職人を尊敬している。 第四十三問:投下しやすい空気を作ることが最良の道だと信じている。 第四十四問:たまにはセクシーも良い。 第四十五問:ロリは天井だけでも充分足りている。 第四十六問:足りないのはマッチョ分では無い、本当に足りないのは本当の悪人だ。 第四十七問:量産型より試作型。 第四十八問:このスレは良いところだ。 第四十九問:みんなには教えたくない。でも……というジレンマを持っている。 第五十問:世界が滅亡してもこのスレの人間は生きてそうだ。 とまぁ、全五十問アンケートでした。お暇な方はやってみてください。 ○が五十個=あれ? ドッペル? ○が四十個=同志よ! ○が三十個=貴様、出来るな。 ○が二十個=気が合うじゃないか。 ○が十個=楽しめそうだ。